January 16, 2004

木の道具

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*黒地にタンポポ模様の銘仙の袷の着物
 緑系幾何学模様の帯
 緑に松と花の銘仙の道行

今月も朝からボロ市に行ってまいりました。
戦利品はこちら。綿繰り機。
綿のふわふわと種を選り分ける道具です。
お家に帰ってさっそくぐりぐりと。
棉を手に入れたものの、種を取るのに一苦労していたのですが、これを使えば楽々です。

そしてその便利さもさることながら、
螺子をきっているところだとか、高さを調整する楔だとか、
もちろん「用」を第一に考えたデザインですが、かえって装飾的でもあり、
「道具」ってほんとに美しいと思います。
特にこういう木の道具は時代をも吸い込んで、今のものにはない魅力がある気がします。

ふわふわの綿を頬にあてると幸せな感触で、
きっと冬にも麻ばかりだった頃の人はもっと嬉しかっただろうと思いを馳せる。

投稿者 ぽよん : January 16, 2004 12:38 AM