April 29, 2004
髪を切る
*抹茶色に幾何学模様の袷の着物
白地に蝶と薔薇の名古屋帯
*紺絣の着物
黒の兵児帯
天気がいいから、窓を開け放して縁側で髪を切る。
お向かいのはるちゃんちに遊びにきた中学生たちがおもしろがってはやしたてる。
モヒカンがいいとか。
バリカン持ってるよとか。
わかがえってるんじゃないとか。
1メートルぐらいのちっちゃい通りはにぎやかで、
とおりすがりのおばさまも思わずわらいながら会釈をかわす。
ちいさな虻もわが家にでたりはいったり、
ときおりガラスにぶつかって、かつんと音をたてる。
こんな日がいつまで続くのか、いつか懐かしく思い出すのか。
眩しい光の中で、髪を切る。
April 24, 2004
深夜の調理
*水色とピンクの絣の袷の銘仙の着物
黒に牡丹と蝶の昼夜帯
有機農業をやっているお友だちから野菜パックをとりよせたら、
いっぱいいっぱい元気なやさいたちがとどきました。
いそいで、大根菜を味噌炒めやおひたしにしたり、かぶ菜を塩漬けにしたり、保存食作りに勤しむ深夜。
お夜食にできあがったばかりのをちびりちびりと食べた。
April 23, 2004
駆け込み
*黒と白の格子に赤の丸の銘仙の袷の着物
黄色に躑躅の繻子の刺繍帯
ツツジの帯を駆け込みでもう一度。
花の季節になると、こんなにいっぱい在ったのかと驚くほどのつつじの花。
April 22, 2004
貰いました
*青緑にお花で縦縞の綸子の着物
黄色に躑躅の繻子の刺繍帯
躑躅もはなざかり、こんなに早かったっけ、なんて思いながら、躑躅の帯をしめる。
ぴかぴかの繻子の帯は晴れがましくて、なんだかおもはゆい。
いつもいく八百屋さんの奥さんに帯締めと帯あげをいただきました。
私の大好きな絞りの帯あげがあって、とってもうれしい。
桔梗の飛び絞りだから秋までお預け。
はやくしめたいのにな。
April 20, 2004
夏日
*薄緑の格子に藤の花の銘仙の単の着物
オレンジ色の博多帯
青い空にまぶしい太陽。
こんな日にスーツを着て出かけなくちゃなんないなんてなんだか不条理な気すらする。
今日は何月?ってぐあいに暑いから、おうちに帰ったらすぐにスーツなんか脱いじゃって
今年初めての単を出した。藤の花だって今がちょうど満開だし、こんな日に着るためにこの着物はあるんじゃないかなって思った。
それでも、念願だったちっちゃな地面をさわっていたら、袖を抜ける夕方の風に、すぐに暮れはじめる太陽に、まだ夏は遠いんだなんてぼんやり感じる。
April 15, 2004
明日葉
*紫にピンクと黄色の水玉の銘仙の袷の着物
黄色に小鳥とお花の綿モスリンの名古屋帯
あったかくなったら明日葉がぐんぐんのびてきたので、
晩ごはんに使うことにしました。
顔もかくれちゃうくらいおっきいから、一枚の新芽で三人前。
April 13, 2004
ディスプレイ
*銀地に紫の花の袷の銘仙の着物
黒地に牡丹と蝶の昼夜帯
正座でパソコン。
文机にはいる新しいディスプレイを買ったら眩しいです。
写真にとったらぴかーんとしてしまいました。