November 19, 2003
江戸っ子
*黒に緑の紬の袷の着物
緑のお召しの羽織
ひげが近くの製麺やさんにおばあちゃんの着物やるよって言われてたけど、
忙しくてとりにいけかったのだ。
通る度にいつ来るんだって聞かれるらしい。
そしたらある日、冷たい外の匂いと一緒にひげがふろしき包みを持って帰ってきた。
なんだかピンときて、中身を聞くとやっぱり着物。
自転車で通りかかったひげを呼び止め、ほらって押し付けてきたそうだ。
江戸っ子は待ちきれないらしい。
そんな彼のお母さんの着物。
町にすっかり溶けこむ気がする。
ちなみに羽織も貰い物。
着物がどんどん集まっちゃって、どうしよう。
そして羽織紐はひげの手編み。
本当は紺の絣だとか素朴なのにあうと思うけど、
ちょっと借りてみた。
November 16, 2003
カンテキ
*赤に菊の銘仙の袷の着物
黒地に虹色の菊の繻子の名古屋帯
お友だちのおうちで晩ご飯。
廊下にカンテキでししゃもやピーマンを焼いて食べた。
じゅうって景気のいい音が食欲をそそる。
去年の炭は、すこし湿気を含んでぱちぱちはぜて、
その赤い火の粉の残像に今年も冬がきたと思う。
November 15, 2003
自転車に乗って
*カーキ色に赤の薔薇の銘仙の羽織
赤色に薔薇の銘仙の袷の着物
緑の鶴の刺繍の繻子の帯
今日は朝から、土曜学校の先生をやって、
お昼ご飯をつくって食べたら、もう3時になっていた。
いろんな人から勧められる「東京流行生活展」に行きたいんだけど、
絶妙に時間もない気がして、すこしうだうだしていたが、
一緒に居た友人Kが乗り気なので、やっぱり行くことにした。
自転車に乗るのに、今日はけっこう距離があるから、
乗ってるときだけ、エプロンをしていくことにする。
雲行きもちょっとあやしいから、普段着で。
ほんとはモダンっぽくしたかったんだけど。
博物館の駐輪場はひどく押し込められた場所で、すこし悲しい。
警備員さんも車にばっかり声をかけていて、駐輪場の場所を聞いてもひどくぶっきらぼう。
中に入るといきなり、白い板の上に変な布製のケースだとか、
見たこともないようなラジオだとか、クッションだとかがおいてあって、
とってつけたようなカーテンに、極めつけはkimono姫。
非常に微妙なきぶん。
展示自体は突込みどころ満載でおもしろかった。
特に、はぎれの収集とか、何先生だっけ、あの研究室のが
たくさんあって、みごたえがあった。
ただ、写真がデジタル化してから引き伸ばしてるのが多くて、
見てるだけですこしよいそうになったのが惜しいかな。
じっくり見れないんだもの。
November 11, 2003
冬の準備
だんだん寒くなって、おふとんにくるまって勉強などしていたものの、
ついに耐え切れなくなりました。
ガス暖房を押入れの奥から引っ張り出し、冬の準備。
この狭い階段をおふとんをもって上り下りする日々にさようなら。
次は炬燵を出さなくちゃ。
November 10, 2003
November 08, 2003
怖すぎる鬼
少し遅れてのハロウィーン。
日記に何度も登場している写真屋さんの主催で今年も開催。
ひげははりきって昨日からはりこのお面をつくっている。
こわすぎてまた泣かせちゃうんじゃないの?なんていってたけど、
本気で怖すぎるでき。
私は残念ながらバイト。
行きたかったー。
帰りにお巡りさんに職質うけました。
異常にあやしいもんね。
November 06, 2003
はみだしっこ
*ピンクと水色の銘仙の袷の着物
白地に紫と黄色の花の名古屋帯
足袋は曲線だからどうしてもはみだしっこができちゃうものだ。
そういう子はお友だちのところへ葉書でおじゃまさせてもらおう。
はさみでちょきちょき切り出して、布用ボンドでぺたり。
November 05, 2003
初めての足袋
はじめてのたび、つくりました。
学校関係がなんとか一段落の日。
ついに。
新宿おかだや生地館のB1で異常に爪のきれいな男の店員さんが、
「僕が型紙作ったんですよ
わかんないとこあったら電話して下さい」
とものすごく親切かつ熱心な態度にこれは絶対つくらねばと思っていたのです。
ちなみに型紙と説明書が各100円(泣かせる手書きのコピー)
こはぜが5個セットで120円(ただし型紙のは4個)
こはぜをかける糸は説明書と一緒にくれた。
生地はこの夏に名古屋にいったときに500円で買ったモスリン。
全然現代的でもポップでもない、じぶんでも微妙なチョイス。
でもこの生地を何とか使いたかったの。
裏地には布ナプキン用の有機コットンネル。
裏に接着新をはって、いつになく慎重に型紙を写す。
こういった二つつくんないと使えないものはたいてい片方だけつくって放置してしまうので、
今回ははやる気持ちを押さえて交互につくっていく。
でも気を使ったのは最初の写すとこだけで、後は手順どおりすればけっこうかんたん。
非力な10年以上前のミシンにてこずりながらも5時間ぐらいで完成。
いいミシンがあれば半分にはできそうだ。
反省点は、つま先のギャザーを指のまたにも寄せてしまったこと。ちょっとかっちょ悪い。
あと、説明書にかかとの部分に丸く刺繍する部分を一枚づつするってかいてあるけど、
内側と外側合わせてステッチするんじゃないかと。
はいてみるとサイズもちょうどで、変な皺もあんまりない。
ネルのおかげでかなりはきごこちもよい。
あー達成感。きもちいいー。
November 02, 2003
大人気
今日は大人気。
写真も人気(写真家の腕というよりあまりにもすみちゃんはかわいいし。)
着物も人気。
やっぱりアン&アンディーみたいなかわいいキャラクターものはとってもうけがいい。
小学生たちに欲しい欲しいといわれてちょっとにんまり。
ああ時間があったらかわいい着物セットつくってあげるのに。
そしてしゃしんをぱちぱちさせてもらうのに。
それでもお願い、
おんぶまではゆるすから、
30kgをこえたら、おたいこに手を突っ込んでぶら下がるのは止めてください。
さすがにぬげるから。
Camera Eye
ご近所の写真やさんが毎年開催している、写真展のうちあげにいってきた。
なんとハサウェイさんは私の写真を出しているらしい。いつのまに。
私たちもハサウェイ家の写真なのに!
(時間がなかったため「すみちゃんの753」をだした)
ご近所の人たちが応募して、厳正なる人気投票の結果、賞が決まる。
光栄なことに私たちの写真は銀賞!
ハサウェイさんと参加賞のマグカップを交換する。
だって、お互いがうつっているんだし。
さてこの写真はいつのことだか、
まだきもの日記をはじめてない頃だ。