March 28, 2004
March 26, 2004
夜空
*ピンクに絞り模様と花の袷の着物
茶色に源氏香の絞りの昼夜帯
もうすぐ畳も新しいのが入って、とりあえず住みはじめる時期が近づいてきました。
まだ、少し冷たい夜風をうけながらながめる新居の景色は新鮮で、
これからここが日常になっていくのかと思うとふしぎな感じがします。
大工にとって、直したうちっていうのは作品だから、の言葉どおり、
こだわりのある修復に愛着が湧いてきています。
これから住みながらどんどんよくしていけるといいな。
March 25, 2004
同じ着物
*茶色の格子の袷の銘仙の着物
黄色に花と小鳥の名古屋帯
引越し前でほとんどしまっちゃったから、
ちょっと横着して、21日のときにきたコーディネートをそのままで。
雨が降ってきたけど、傘とコートを持っていたのでひと安心。
お気に入りを着ると、いつもより細やかにいろんなことに気を配る気がする。
水をはねさせないとか、袂に気を使うとか。
こういうところから、きれいなしぐさをみにつけられるといいな、と思う。
March 21, 2004
着物フリマ
*茶色の格子の銘仙の袷の着物
黄色にお花と小鳥の帯
ことさんとげしこさん主催の着物フリマin新宿ゴールデン街に出品してきました。
ご一緒してくださったみなさま、きてくださったみなさま、ありがとうございました。
ダンボール2箱ぎっしり詰めて、カートでごろごろ。重いので階段をひきずっておろしていると、ひょいとおじさんが下まで持っていってくれたり、電車に乗るときには重いのにおばさまが手伝ってくれようとしたり…
たすけられてぶじ到着。
オープンからたくさんの方で、もうお店のなかが熱気でぬくぬく。
出品者のみなさまのものを横目で拝見しつつ…落ち着いたら、なんて考えていたら、またたくまに!
私はウールが多いし季節的に…と思っていたのですが、もっていったものはほとんどお持ち帰りいただけて、ほっとしました。
自分で着きれないほどの着物を持っているっていうのはやっぱり気になっていたので。
ありがとうございました!
からっぽのダンボールをひきずってると、帰りもまたもや手伝ってもらいました。
いい人の多さにびっくりした一日でもありました。
行きしにあまりの荷物をひきずっていく私に心配していたひげも、にこにこ帰ってきたわたしにほっとした様子。
March 12, 2004
じみ好き
*黒地に赤の絣の着物
赤の縞の帯
このところ地味で現代ぽい着物が気になってます。
わりと、大正ロマン的といわれることの多い私の箪笥の中身を考えると…この方向転換はかなり危険。
March 11, 2004
さくら
*茶色に白い縞の紬の着物
白地に桜と紫の宴の名古屋帯
今日はあんまりあったかくって、きっと桜も咲いているだろうと、
夕方おうちに帰って、いそいそと桜の帯を出した。
はじめてしめたこの帯は、かたくて短くて久々に手がつりそう。
暮れはじめた表通りにでてみると、ぽわっと明るい桜の木。
強い風にも散らされず咲いていた。
March 07, 2004
新しい家
*青に赤と白の水玉の着物
朱色の絞りの名古屋帯
旅行から帰ってきてさっそく、引越し先のおうちの工事がはじまりました。
古くて、ちいさくて、明るいおうちは私たちのお気に入り。
長屋がすてきだ、て思われる住み方をしたい。
お手洗いに張られたポスター、ベニヤに書かれた落書き、電球からぶら下がっているマスコット。
いたるところに、前に住んでいた人をおもわせるものがのこっていて、少しそれらをなくしてしまうのがさびしい。知らない人なのにね。
March 04, 2004
春の気配
*白に黒と赤の四角の銘仙の袷の着物
黒の帯
黒地にお家と花畑の銘仙の羽織
旅行から帰って、からっぽの冷蔵庫におみやげのキムチを詰め込んで、着物に着がえて買い物に出た。
夕餉の匂いに交じって、早い町のそこここで沈丁花が匂って、春が来ることを思いださせる。
椿も早々とともった飲み屋の灯りにぼんやり浮かんでいる。
冬が長すぎて、暖かい春を忘れてしまっていた。
そして、あの暑い夏がくるなんて。