November 19, 2003
江戸っ子
*黒に緑の紬の袷の着物
緑のお召しの羽織
ひげが近くの製麺やさんにおばあちゃんの着物やるよって言われてたけど、
忙しくてとりにいけかったのだ。
通る度にいつ来るんだって聞かれるらしい。
そしたらある日、冷たい外の匂いと一緒にひげがふろしき包みを持って帰ってきた。
なんだかピンときて、中身を聞くとやっぱり着物。
自転車で通りかかったひげを呼び止め、ほらって押し付けてきたそうだ。
江戸っ子は待ちきれないらしい。
そんな彼のお母さんの着物。
町にすっかり溶けこむ気がする。
ちなみに羽織も貰い物。
着物がどんどん集まっちゃって、どうしよう。
そして羽織紐はひげの手編み。
本当は紺の絣だとか素朴なのにあうと思うけど、
ちょっと借りてみた。